• ◉ブラインドサッカーとは

    感覚を研ぎ澄ませ、仲間を信じてプレーするサッカー

    ブラインドサッカーは、通常、情報の8割を得ているという視覚を閉じた状態でプレーします。技術だけでなく、 視覚障がい者と健常者が力を合わせてプレーするため、「音」と「声」のコミュニケーションが重要です。 ブラインドサッカーでは、アイマスクを 着用した4人のフィールドプレーヤー (FP)と、晴眼者もしくは弱視者が務めるゴールキーパー(GK)がいるほか、相手チームのゴール裏にガイド (またはコーラーと呼ばれる)、自陣サ イドフェンス外側(範囲に制限あり)に監督がいます。

    パラリンピックの種目名は「5人制サッカー/Football 5-a-side」。暗闇の中、選手たちは視覚以外の感覚を研ぎ澄ませ、仲間の声や音を頼りにピッチを駆け巡ります。国代表の国際大会以外なら、アイマスク着用で晴眼者もフィールドプレーヤーとして参加でき、障がいのある人もない人も混ざり合って楽しめるスポーツです。また、視覚に障がいのある人のサッカーにはもう一種類、弱視の選手が自分の視力や視野を生かしておこなう「ロービジョンフットサル」というカテゴリーもあります。

     

    *2020/1/16開催の第15回ロービジョンフットサル日本選手権についてはこちら

  • ルール説明動画

  • ブラインドサッカーの魅力と可能性

    ピッチの中では自由。想像力は無限

    「ブラインドサッカーは自由をくれるスポーツだ」−−ブラインドサッカーについて問われると、選手たちは異口同音にそう答えます。これまでの視覚障がい者スポーツでは、視覚障がいの度合いが重いほど(視力が弱いほど)、動く範囲が限定され、味方や相手と接触することがないように安全性が配慮されていました。

    しかし、ブラインドサッカーでは、選手は自分の考えで判断し、ピッチを自由に駆け巡ることができます。「見えない」という暗闇の中では、想像力は無限です。選手たちは、仲間の声、ボールの音、相手の気配を感じ取り、視覚以外の全身の感覚を研ぎ澄ませて頭の中にピッチを描き出します。そして、臆することなく全力で駆け出す。ぶつかって、転んでも、立ち上がってボールを追う。ブラサカのピッチには、視覚障がい者が日常では感じることが難しい「動くことの自由」があるのです。

  • ◉大会形式

    ここに定める以外は大会開催時のIBSA(International Blind Sports Federation)のフットボールB1カテゴリーのルール(以下、IBSAルール)に準じて行う。

    IBSAルール▶ブラインドサッカー競技規則2017-2021

    試合時間

    (1)1stラウンド、準決勝ラウンド
    (ア)試合ピリオド
    ① 20分ハーフ(ハーフタイム10分)、ランニングタイムで行う。
    ② 前半・後半各残り2分はプレイングタイムとする。

     

    (イ)タイムアウト
    ① チームは、前後半それぞれ1回、1分間のタイムアウトを要求できる。
    ② ランニングタイム中のタイムアウトは時計を止めない。
    ③ ランニングタイム中のレフリータイムアウトは時計を止める。

     

    (2)決勝ラウンド
    決勝ラウンドはプレイングタイムで実施をする。

    試合の勝者を決定する方法​

    (1)1stラウンド(出場チーム数が4チームの場合)、準決勝ラウンド、決勝ラウンド
    (ア)1回戦、3位決定戦
    ① 後半終了時点で同点の場合はPK戦で勝敗を決する。PK戦はチームごと1本ずつ交代で行い、その結果、勝者が決定しない場合は、同数のキックで一方のチームが他方より多く得点するまで、交互の順序を変えることなく、キックは続けられる。(サドンデス方式)
    ② ただし、1人目のキッカーは晴眼者プレイヤー以外とする。
    ③ キッカーは試合終了時に出場していたフィールドプレイヤー(4名)のみとする。負傷、退場以外でゴールキーパーの交代は認めない。


    (イ)1位決定戦、決勝ラウンド
    ① 後半終了時点で同点の場合はPK戦で勝敗を決する。1位決定戦はIBSAルールに準じPK戦は3本ずつとし、勝者が決定しない場合はサドンデス方式において決定する。
    ② ただし、1人目のキッカーは晴眼者プレイヤー以外とする。
    ③ キッカーは8名(該当試合でベンチ登録されているフィールドプレイヤー中から)までで、試合終了時に競技者の多いチームは少ないチームの人数に合わせるものとする。負傷、退場以外でゴールキーパーの交代は認めない。

     

    (2)1stラウンド(出場チーム数が3チームの場合)
    勝ち3点、引き分け1点、負け0点とし、同点の場合、得失点、総得点、直接対決の結果の順で決め、いずれでも決まらない場合は、1位〜3位の順位はPK戦で決める。PK戦は以下の通りに実施をする。


    (ア)1位〜2位決める場合
    ① 1位決定はIBSAルールに準じPK戦は3本ずつとし、勝者が決定しない場合はサドンデス方式において決定する。
    ② ただし、1人目のキッカーは晴眼者プレイヤー以外とする。
    ③ キッカーは8名(該当試合でベンチ登録されているフィールドプレイヤー中から)までで、試合終了時に競技者の多いチームは少ないチームの人数に合わせるものとする。負傷、退場以外でゴールキーパーの交代は認めない。

     

    (イ)2位〜3位決める場合
    ① PK戦はチームごと1本ずつ交代で行い、その結果、勝者が決定しない場合は、同数のキックで一方のチームが他方より多く得点するまで、交互の順序を変えることなく、キックは続けられる。(サドンデス方式)
    ② ただし、1人目のキッカーは晴眼者プレイヤー以外とする。
    ③ キッカーは試合終了時に出場していたフィールドプレイヤー(4名)のみとする。負傷、退場以外でゴールキーパーの交代は認めない。

     

    (ウ)3チームが同列で1位〜3位を決める場合
    ① 3チームで抽選を行い、シードの1チームを決める。
    ② シードの1チームを除く2チームで下記の④〜⑤の方法でPK戦を行う。②のPK戦で負けたチームは3位になる。
    ③ ②のPK戦で勝ったチームは①のシードチームと下記の④〜⑤の方法でPK戦を行う。③のPK戦で勝ったチームが1位、負けたチームが2位となる。
    ④ PK戦はチームごと1本ずつ交代で行い、その結果、勝者が決定しない場合は、同数のキックで一方のチームが他方より多く得点するまで、交互の順序を変えることなく、キックは続けられる。(サドンデス方式)
    ⑤ ②、③のPK戦ともに、1人目のキッカーは晴眼者プレイヤー以外とする。
    ⑥ キッカーは試合終了時に出場していたフィールドプレイヤー(4名)のみとする。負傷、退場以外でゴールキーパーの交代は認めない。


    (3)1stラウンド(出場チーム数が2チームの場合)
    ① 第2試合終了時点で1位チームが決しない場合はPK戦で勝敗を決する。1位決定戦はIBSAルールに準じPK戦は3本ずつとし、勝者が決定しない場合はサドンデス方式において決定する。
    ② ただし、1人目のキッカーは晴眼者プレイヤー以外とする。
    ③ キッカーは8名(該当試合でベンチ登録されているフィールドプレイヤー中から)までで、試合終了時に競技者の多いチームは少ないチームの人数に合わせるものとする。負傷、退場以外でゴールキーパーの交代は認めない。

    試合の装備品

    (1)アイパッチは試合毎にオフィシャルで試合分を配布する。原則的に配布数は1試合につき1チームの人数分のみとする。また、サージカルテープも同様に配布する。
    (2)アイパッチの上にガーゼは装着しない。装着は各チームで貼付する。試合開始前に主審・第2審判が確認する。
    (3)晴眼者を識別するためにフィールドでは腕章を装着する。
    (腕章はオレンジ色の腕章を運営で用意する)
    (4)キャプテンマークは腕章とし、各チームで用意する。
    (5)フィールドプレイヤーはヘッドギアの着用を義務付ける。

    出場資格の停止

    (1)試合において退場を命ぜられた者は、次の1試合に出場できない。
    (2)違反の内容によっては大会運営規律委員会で協議し、それ以降の処置を決定するものとする。
    (3)本大会期間中に警告を2回受けた者は、次の1試合に出場できない。(1stラウンド、準決勝ラウンドの警告は以降のラウンドに持ち越す)

すべての投稿
×